地震の備えとして本当に用意すべき防災グッズってなんだろう?
実は、地震の備えとして持っておくべき防災グッズは、日々進化しています。
この記事では、直近に起こった「令和6年能登半島地震」から本当に必要な防災グッズを考えてみました。
この記事を読むと、「今」持っておくべき防災グッズがわかります。
防災グッズの備えはしているけど、長い間見直していない…という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、詳しく解説していきます。
令和6年能登半島地震の被害
このたびの能登半島地震で被災された皆様、ならびにご家族、ご関係者の皆様には謹んでお見舞いを申し上げます。
被災地におかれましては、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
2024年1月1日16時10分の石川県能登地方の地震(M7.6)により最大震度7を観測し、死者241人などの被害がありました(令和6年2月7日14時00分現在、被害は総務省消防庁による)。
このほか震度5弱以上を観測した地震は17回発生しました。
度重なる揺れ、襲ってくる津波、そして地域によっては液状化現象も見られました。
地震の影響により、断水・停電などのライフラインも被害を受けました。
特に石川県輪島市、珠洲市、穴水町、能登町、七尾市、志賀町では、ほぼ全域で地震により水道が機能を停止し、それにより重要施設である病院・医療機関でも断水が発生しました。
令和6年2月5日14時00分現在においても、石川県内の約 38,880 戸が断水中です。
そして、停電の残る地域もあります。
被災地におけるライフラインの状況等に応じて、体育館などの1次避難所から金沢以南、または県外のホテル・旅館・民泊への1.5次避難や2次避難が進められている状況です。
ライフラインが止まってしまっている状況での長い避難生活で、地割れ等による道路の寸断でも支援物資が届くのに長い時間を要しました。
本当に必要な防災グッズ10選
令和6年能登半島地震で顕著なのは、ライフライン復旧の目処がなかなか立たない(立たなかった)ことです。
断水や停電、そして寒さ…これらに対応できる備えをしておくことが重要です。
非常食
地震や災害時には食料の確保が必要不可欠です。
非常食は、缶詰や乾パン、保存食など長期保存が可能な食品が適しています。
栄養バランスを考えたものを複数用意し、賞味期限を定期的に確認しましょう。
普段から少し多めに食材や加工品を買っておいて、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことをローリングストックといいます。
このローリングストックで、常に一定量の食料を家に備蓄しておくこともおすすめです。
水
水は生命維持に不可欠です。
今回の能登半島地震のように、災害時には水道が止まる可能性があります。
常備水を確保しておきましょう。
目安は1人1日3リットルですが、飲料水の他にも水はあらゆるところで必要となります。
ペットボトルやタンクなど、適切な容器に入れて保管しましょう。
防寒具
災害時は建物が倒壊したり、停電が発生したりすることがあります。
防寒具は体温を保つために重要です。
ここで、非常用持ち出し袋の中に入れておいたら便利なのが「防災用アルミシート」です。
厚手のコートや毛布、防寒着などを用意するのも良いですが、防災用アルミシートをひとつ持っておくと安心です。
マスクと手袋
災害時には、がれきや埃が舞いやすくなります。
マスクと手袋は、身を守るために必要不可欠です。
感染症予防や清潔な状態を保つためにも、常備しておきましょう。
ウェットティッシュ
断水などで必要とする水が手に入らない状態になることがあります。
しかし、感染症予防をしたり清潔な状態を保ったりする必要があるため、手洗いは必須です。
また、大判のウェットティッシュがあれば、お風呂に入れない中でも身体を拭くことができます。
簡易トイレキット
仮設トイレが設置されるまでの期間は4日以上かかるとも言われています。
それまでの間、感染症対策のためにもトイレ問題は切実なものとなります。
そこで用意しておきたいのが「簡易トイレキット」です。
便座と携帯トイレがセットになっている「簡易トイレキット」を選んで、備えておきましょう。
水のいらないシャンプー
簡易のシャワーが設置されるまでに10日やそれ以上かかった避難所もあります。
頭がベタベタしていると不衛生にもなりますし、皮膚病を発症する恐れもあります。
水で流さなくて良いタイプのシャンプーを備えておきましょう。
携帯・ラジオ(充電器も忘れずに)
災害時の情報収集にはラジオが有用です。
停電や通信障害が起きても、ラジオで情報を入手することができます。
非常時に備え、手回し充電式や電池式のラジオを用意しておきましょう。
また、災害時には、家族や近隣との連絡が不可欠です。
携帯電話やスマートフォン、ラジオなどの充電器や予備バッテリーを用意し、連絡手段を確保しておきましょう。
懐中電灯
停電が発生すると暗闇になり、安全確保や行動が困難になります。
懐中電灯は、照明が必要な場面で役立ちます。
予備の電池や充電式のものを用意し、常に手元に置いておきましょう。
救急用品
怪我や病気が発生した際には、救急用品が役立ちます。
包帯や絆創膏、消毒薬など基本的な救急キットを備え、万が一の事態に備えましょう。
災害の備えチェックリストも参考に!
少し古いですが、首相官邸から「災害の備えチェックリスト」も発行されています。
- 非常用持ち出し袋に入れるもの
- 備蓄品
- それぞれの家庭事情に応じた備え
もわかりやすく提示されています。
ぜひ、参考にしてくださいね。
まとめ:適切な防災グッズを備えておきましょう!
地震や自然災害は、いつやってくるかわかりません。
しかし、適切な防災グッズを備えておくことで、その影響を最小限に抑えることができます。
ご紹介した防災グッズは以下の10種類でした。
- 非常食
- 水
- 防寒具
- マスクと手袋
- ウェットティッシュ
- 簡易トイレキット
- 水のいらないシャンプー
- 携帯・ラジオ(充電器も忘れずに)
- 懐中電灯
- 救急用品
能登半島地震を教訓に、この10種類の防災グッズを用意しましょう。
これらのグッズを準備することで、災害時の生命や安全を守るだけでなく、不測の事態に備えた安心な生活を送ることができます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!