少し心が弱っている時に読みたい、おすすめの漫画があります。
波のある起承転結もなければ、大仰な喜怒哀楽も、大きなハプニングやドラマチックな過去もありません。
ただ、優しい時間が流れていて、読んでホッとする。
それが「花と頬」という漫画です。
この記事では、「花と頬」をおすすめする理由と読む方法をお伝えします。
「花と頬」をおすすめする理由
少し心が疲れている時や、穏やかに過ごしたい時に激しい波瀾万丈が描かれている本や漫画を読むのって、少ししんどくないですか?
私がこの「花と頬」という作品に出会ったのは、精神科病棟のデイルーム(休憩室)に設置されている本棚を眺めている時でした。
文字や文章があまり頭の中に入ってこないので、暇つぶしに読める漫画作品はないかな?と探している時にこの作品に出会いました。
読み切れるか心配でしたが、すんなりと読めたので良かったです。
しっかりとした分量があるものの、読み切り作品なので、読みやすいです。
そして、作品中に穏やかに流れる日常の空気感に癒されます。
主人公の父親がミュージシャンであるという非日常感はありますが、父親のファンである少年に恋をしてしまった主人公の
私はパパの作品じゃないの ごめんね
の言葉に象徴されるような、心の葛藤や恋心にはキュンとさせられます。
「花と頬」の気になる内容は?
「花と頬」というミュージシャンの娘さんがこの作品の主人公である「頬子」さん。
頬子さんは、九州からの転校生である「八尋」くんと同じ図書委員で、八尋くんとは図書室での筆談を通して仲良くなっていきます。
八尋くんは偶然にも「花と頬」の大ファンで、頬子さんが「花と頬」の娘さんであることを言い当てます。
八尋くんの興味が最初は完全に「頬子さんのお父さんの音楽」に対してなのに、徐々に頬子さんへの恋心に変わるのが、青春を感じますね。
そして、頬子さんの八尋くんに対する恋心や、お母さんやお父さんの想いが、温かい空気感を作っています。
あとがきにも、こう書かれています。
この物語はキャラクターを本意に作られたものですから、頬子や八尋を始めとした各キャラクターの過去・現在・未来の設定があります。
そのストーリーを全て描いていくとまだまだページが足りないのですが、この一冊に留めて程よい余韻を残すのが今はいいのかもしれません。
花と頬「あとがき」より引用
この作者「イトイ圭」さんのいう「程よい余韻」がとても心地よい作品です。
「花と頬」はどこで読める?
漫画本
紙の暖かさがより一層感じられる作品なので、電子版ではない漫画本もおすすめです!
電子版
漫画を中心に80万冊を超える取扱数のある国内最大級の電子書籍販売サービス「ebookjapan」。
常時2,800冊を超える、無料の漫画を楽しめます。
この機会にぜひ、他の漫画も読んでみてくださいね。
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「花と頬」の電子書籍だけを書いたいという方は、hontoでの購入も検討してみてくださいね。
それでは、今日も明日もゆるっと生きましょう〜!