こんにちは、のの(@nonotki)です。
本日(2024.03.15)、人生で2回目の修正型電気けいれん療法(m-ECT)の10回目を終えました。
今回は目覚めた時はそこまで調子の良さは感じなかったのですが、時間が経つにつれて前向きになっている自分に気づきました。
今回のm-ECTについても記録していきます。
前回までのm-ECTについては「ECT体験記」からご覧ください。
修正型電気けいれん療法(m-ECT)の本日の流れ
本日のm-ECTでも、私は一番目だったため8:45開始分で準備をしました。
6:00過ぎに夜勤帯の看護師さんがバイタル(体温・血圧・経皮的動脈血酸素飽和度)を測ってくれます。
8:00過ぎに手術着に着替えて、迎えを待ちました。
m-ECTのプチ情報
m-ECTでは全身にけいれんが起こった時に、危険のないように、筋弛緩薬を投与します。
そのため、意思に反して失禁してしまうこともあります。
その時に備えて、手術着に着替えるときに下着を紙オムツに履き替えます。
m-ECTは8回や10回コースで実施するので、コンビニで買うにはコスパが悪すぎます。おすすめは15枚以上入っているお徳用です。
m-ECTを控えている方は、紙オムツの準備も忘れないようにしてくださいね。
私はいつも通り、8:40頃に手術室の入り口に着き、髪の毛を覆うためのヘッドキャップを被り、いつもと同じ手術室へ入りました。
最初に手術室にいた精神科の先生は主治医だけだったのですが、続々と3人の先生が来られました。
そして、手術室担当の看護師さん1人、麻酔科の先生1人でした。
いつもと違う看護師さんだったため、音楽は何も流れていませんでした。
流れは担当の先生や看護師さん次第
麻酔科の先生に、酸素供給用のマスクを顔の前に置かれるのですが、今回は点滴を取る前に酸素マスクが置かれたので「早いなぁ」と思っていました。
そして、いつもと違うことが一つありました。
それは、足のふくらはぎにネット状のストッキングらしきものが取り付けられたことです。
いつも「弾性材ストッキング使用無し」のコールがあり、今回もそのコールがされたのですが、何かが足に装着されました。
あれは何だったのか…
主治医に聞けば良かったのですが、聞くのを忘れてしまいました。
また、今回は手術開始までの時間がゆっくり流れました。
おそらく、手術室の看護師さんがいつもと違う人だったため、時間の流れをゆっくり感じたのだと思います。
手術開始
いつも通り、頭のこめかみ辺りに装置を強く押し付けてインピーダンスを測ります。
今回は「1200」とインピーダンスの値が聞こえました。
この値に合わせて、脳に流す電気の強さを調整されているのだと思います。
手術開始コールの前にタイムアウトが取られ、名前と「修正型電気けいれん療法」であることの確認がされました。
今回もこのタイムアウトまでしか記憶がありませんが、いつもと同じで麻酔の量は「70」と筋弛緩薬の量が「50」とのコールがありました。
修正型電気けいれん療法終了直後の体調
今回も病室に戻ってきてから、目を覚ましました。
目を覚ました直後は調子の良さを感じられず、様子を見にきてくださった主治医にも「あまり調子良くない」と言ってしまいました。
しかし、時間が経つにつれて生きることに対して、前向きになっている自分の存在に気がつきました。
電気を流した影響での頭痛と、麻酔と筋弛緩薬を入れてる影響でのふらつきはありますが、明らかに元気になっています。
ただ、私の場合「双極症」という病気の性質上”上がりすぎてしまうこと”への恐怖感があります。
この躁状態への恐怖感を主治医に伝えたところ、
上がってしまった時も治せるし、鬱状態がひどい時も治せるし、心配しなくていい。
ただ、躁状態への恐怖感を持ち続けるのもしんどいと思うから、ECTの後の治療法をまた一緒に考えていこう。
と心強い言葉をいただくことができました。
明らかに元気になっているので、調子良くブログも書けていますが、自分でコントロール術も身につけていきたいと思います。
今回のけいれんはキレイな波形が出ていたのか?
10回目の今回も、脳波の波形やけいれんの様子は「しっかりしたもの」だったようです。
初めの1回目だけ、けいれんがかからなかったので追加の1回が来週あります。
退院も確実に近づいてはきていますが、”焦りは禁物”です。
そして、記憶障害の程度が甚だしくて逆に笑ってしまっています。
ただ、X(Twitter)にも投稿しましたが、大丈夫だと思えています。
記憶障害甚だしい。でもやりたいことは明確だし、どうやっていけばいいかもブックマークしてるから見直してやっていけばいい。大丈夫。記憶がなくても記録が助けてくれる。
— のの🐷🍀Lv.33@入院中 (@nonotki) March 15, 2024
院内のケースワーカーさんにも動いてもらい、退院後の生活についてもサポートしてもらえることが心強いです。
大丈夫、私は独りじゃない!と思うと、勇気が湧いてきます。
次(最終)の修正型電気けいれん療法は…?
2024.03.19(火)です!
次回もしっかりけいれんがかかることを願うとともに、目を覚ました時にスッキリ感を味わいたいなと思っています。
次でラストです。
2024.1.26(金)から2ヶ月ほど続いた入院生活も残り少なくなってきています。
退院後の生活の準備をできる限りして、退院後にすぐに調子を崩すことのないように整えていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
それでは、今日も明日もゆるっと生きましょう〜!
※前回までのm-ECTについては「ECT体験記」からご覧ください。